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【社会問題】増え続けるあまりにも残酷な子供への虐待事件。私には何ができるんだろう?


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この記事を最初に公開したのは、2016年4月12日。それから2年が経ち、またも残酷な虐待事件が起きてしまいました。

報道されているように、東京都目黒区で5歳の船戸結愛(ゆあ)ちゃんが両親からの継続的な暴行、食事を満足に与えてもらえない育児放棄、心理的虐待により、尊い命を落としてしまいました。

覚えたばかりのひらがなで必死に両親へ許しを請う手紙の内容が公表され、胸をえぐられるような悲痛な気持ちになりました。

加害者である両親への怒りやなぜそこまでやるのかと理解できない思いは当然なんですが、どうして虐待という悲劇で命を落とす子供たちが減らないのか。いたましい事件が明るみになり、世間の関心が高まっている今だからこそ、改めてこの問題について考えたいと思いました。

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出典:厚生労働省 虐待防止対策

ここから先は、2016年4月12日に公開した記事に最新の資料や意見を加筆したり、その時点から変わった内容を修正する形で書きました。

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私自身、この春小学校に入学したばかりの6歳の息子と、保育園に通う2歳10カ月の娘を子育てしている母親です。(子供たちは8歳と、5歳になりました。)

ニュースで取り上げられるあまりにも残酷な子供への虐待事件を見聞きするたびに、本当に胸が締め付けられるような苦しさを覚えます。同時に、対岸の火事のような無関係のなものではないとも感じています。

楽しい気分になる話題ではありませんが、ささいなことでも行動に起こすことで救いにつながることがあるかもしれない。そんな思いから、記事として気持ちを綴ることにしました。

子供の虐待問題に関心を持ったきっかけ

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子供の虐待について考えるようになった最初のきっかけは、2010年に大阪市で起きた2人の幼い姉弟の置き去り餓死事件でした。離婚後ひとりで姉弟を育てていた母親が、50日間もの間子供たちをマンションに残し餓死させたという事件です。覚えている方も多いのではないでしょうか。

私はその時、長男を出産して数ヶ月。事件の第一報と共に映し出されたゴミが溢れたベランダの映像を見て、とても強い衝撃を受けました。その後、事件の続報が報じられるにつれあまりにも残酷な仕打ちに、更に深く動揺しました。酷暑の中、食べるものも飲むものもなく、汚物にまみれながらも、どれだけ母親を待っていただろう……。亡くなった子供たちのことを思い真夜中に何度も目が覚め、涙がこぼれてしまうほどのショックでした。

無関係なのになぜそこまでのショックを?と思われる方もいるかもしれませんが、実際に幼い子供を育てていて、こんな小さな子供が怖い目にあったり苦しい思いをしたりするなんて……と、目の前の息子の姿と重ね合わせてしまったからだと思います。

それ以来、幼児や児童の虐待事件のニュースに敏感に反応するようになってしまいました。

厚生労働省のデータによると

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出典:厚生労働省 虐待防止対策

0歳~学齢前という小学校入学前までの虐待被害児の合計が、43.5%と高い割合を占めています。

物理的に手がかかる年齢でもありますし、就学前で社会との接点が薄く気づかれにくい。そのため、閉ざされた家庭内で虐待がエスカレートしやすいということもあるかと思います。子ども自身が、周りに助けを求めることができない年齢でもあります。

つまり、この年代の子供たちにとっては親だけが唯一の頼りであり、すべてなんですよね。

その親に保護してもらえない、愛情をかけてもらえない。そんな子ども達の絶望や悲しみを思うと、いたたまれません。

「虐待の芽」を摘むには早めの対処が重要

出典:厚生労働省

夜も眠れないほどの苦しさを覚える児童虐待のニュース。どうすれば、悲惨な虐待を減らすことができるのでしょうか?

子供虐待防止の啓もう活動を行っている「オレンジリボン運動」公式サイトには、「個人の方にできること」というページが用意されています。こちらを抜粋してご紹介したいと思います。

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子供の虐待を発見したり、様子のおかしい子供がいると感じた場合、

または育児がツライ。育児の悩みを抱えている。そんな親からの相談もこちらの番号で対応しています。

→児童相談所共通ダイヤル189(いちはやく)

全国共通・24時間対応/通告者の秘密は守られます。

出典:厚生労働省

私には何ができるだろう

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そして、私自身には何ができるんだろう? 何かできることはないのだろうか? 悲惨なニュースを見るたびに思います。

でも、正直どうしたらいいのか答えが見つかっていません。

答えが出ていない中で、今できるのは「自分の子どもに愛情をかけて育てること」という当たり前のことしか浮かびませんでした。

私は特定の宗教を持っていないのですが、しっくりくる言葉が仏教の教えの中にひとつありました。それは、「一隅(いちぐう)を照らす」という言葉。自分のいる場所で出来ることを懸命にやる、というような意味だそうです。それを皆が行えば社会全体が明るくなるという。

結局それしか、今の私にはできないかもしれません。

そして、自分の思いをこうして発信すること。小さな小さな声ですが、誰かの心や気持ちに触れる可能性がないとは言えません。

今回のいたましい件をうけての追記

しかし、やはり個人の思いだけではどうにもできないのも事実。

今回の目黒の虐待事件では、児童相談所の職員が家庭訪問したにも関わらず、親に面会を拒否されて子供に会えずにいるうちに死亡に至った。加害両親は、以前香川県にいて、ここでは通報を受けて子供は一時保護されていたそうです。それが、東京へ転居したことにより自治体間での情報共有がうまくなされずに、重大事案として認識されていなかったのも悲劇の結末の要因のひとつだと新聞報道で読みました。

オレンジリボン運動の児童虐待防止法についてのページを見ると、これでも関連法令は二度改正されているんですね。

その中に、2007年6月に可決された改正法が掲載されていました。(引用:オレンジリボン運動 児童虐待防止法

1.児童の安全確認等のための立入調査等の強化

  • 児童相談所等は、虐待通報を受けたときは、速やかに安全確認措置を講ずるものとすること
  • 市町村等は、立入調査又は一時保護の実施が適当であると判断した場合には、その旨を児童相談所長等に通知するものとすること
  • 従来の立入調査のスキームに加え、都道府県知事が立入調査を実施し、かつ、重ねての出頭要請を行っても、保護者がこれに応じない場合に限り、裁判所の許可状を得た上で、解錠等を伴う立入調査を可能とすること
  • 立入調査を拒否した者に対する罰金の額を引上げるものとすること(30万円以下→50万円)

ちゃんと強制立ち入り調査ができる制度があるじゃないですか!!

なぜ、今回の事件ではここまで踏み込まなかったんでしょうか!?

「会えなかった」ではなく、なんとしてでも女の子に会わなければいけなかった。人手不足の上に対応件数が多過ぎて、現場は大変なんだと思います。でも、子供の無事を確認して安全を確保することが何よりも優先すべき仕事ではないのでしょうか?児童相談所は、そのための機関だと思っていました。

法にのっとって強制的に立ち入っていれば、救えた命だと感じます。これでは、お役所仕事だと非難されてもしょうがない。

“都道府県都知事が立ち入り調査を実施し”、とありますので、小池都知事が2018年6月8の定例会見で「児童相談関連職員の増員」「児童相談所と警察の連携強化」をはかると明言したことは、前進だと思います。ぜひちゃんと実現して欲しいです。

継続的に考えていきたいです。

私は子供の虐待問題についてこれからも継続的に考えていきたいと思っています。子ども達は無条件に愛されて、守られる存在であるべきです。

皆さんは、この問題についてどう思いますか??

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NaO

IT業界で長年勤務後、結婚~出産を経て、専業ライターへ転身しました!飽くなき好奇心を活かしてWEB媒体を中心に記事を執筆中です。シャイな8歳男子と、頑固な5歳女子の2児の母。自分の人生も子育てもどちらも楽しみたい♡ 欲張って奮闘中。

2 thoughts on “【社会問題】増え続けるあまりにも残酷な子供への虐待事件。私には何ができるんだろう?

  • 2018-06-09 at 11:59 PM
    Permalink

    初めまして。
    こちらに辿り着きました。
    2人の女の子を育てている主婦です。
    目黒で起きた虐待事件が悲しすぎて悔しすぎて今まで感じた事のない位に
    毎日胸を締め付けられる思いで、
    過ごしています。
    まさに夜も眠れないほどのショックをうけています。娘と変わらない年齢のゆあちゃん。私も夜中に何度も起きてしまいます。
    幼児虐待なんて辛すぎる。
    弱い者は守らなくては絶対にだめ。
    行政や法令、うまくいかない社会、そしてこんなに考えてるのに何も出来ない自分にも苛立ちます。
    しかし今日こちらを知り同じ気持ちの方が居るんだと知れただけでも自分への勇気に繋がりました。
    オレンジリボン運動とても興味深いです。
    娘達を守れる強い母で居たいです。
    長文失礼致しました。
    またお邪魔させて頂きます。

    • 2018-06-10 at 9:48 AM
      Permalink

      Yukariさん
      コメントありがとうございます。この記事を書いたNaoです。
      同じような思い、悲しみ、もどかしさを感じている方からのコメントを頂けて
      発信して良かったと思えました。
      本当に、なぜこのような悲劇が起きてしまったのでしょう・・・。
      個人の力は弱いかもしれないですが、こうして同じ思いを持った人たちが皆
      それぞれの方法で声を上げていけば、行政や法令を動かしていく力になるかもしれません。
      子供たちを守れる強い母でいたい。本当にそうですね!!力強いメッセージに
      私も勇気をもらえました。ありがとうございました!!

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