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ギャングエイジ?10歳の壁?小4男子の中間反抗期にイライラ
こんにちは。サンパライターのNaOです。2年ほど前にNaomiが書いた『4年生(10歳)ってどんな感じ?男女差や勉強についてなど親からみた子供たち』を、当時息子が小2だった私は「ふむふむ。4年生になるとこんな感じなのねー」と興味深く読んでいました。
そして、いざ息子が小4になってみると、予想以上のヤンチャぶりにかなりイライラしています。ついには、担任の先生から友達とイザコザを起こすことが増えたと電話がかかってくる始末。最近、怒りっぽいというんです。
幼い頃から周囲に「穏やかだよね」「優しいよね」と言われてきた息子の変化に驚いています……。ほんの少し前まで、素直でニコニコした男の子だったのに。
家庭内で私がイライラする原因は、主に次の通り。
イライラ① ダラダラの生活
朝そもそも起きない。何度も声をかけて、ようやく起きてきます。その後も、しばらくはテレビを見ながらソファーでゴロゴロ。準備が遅くて、一緒に登校している友達に置いて行かれることもしばしばです。
学校から帰ってくると、ランドセルを放り投げて Nintendo Switchを持って近所の公園へ猛ダッシュ。(遊びに行く時だけは、行動が早い)。
帰宅してからは、まずテレビをつけてゴロゴロ。晩御飯までに宿題をやればいいのにと、イライラしながら見守る。しかし一向に始める気配がないので、声をかけると「わかってるよ」としぶしぶ始める。この時点で、すでに19時近くて晩御飯の時間になっています。
晩御飯のあとも、ダラダラ。声をかけてようやく塾の宿題にとりかかり、ちゃちゃっと適当にこなしてゲーム他でまたダラダラ。放っておくと22時過ぎまでやろうとするので、さすがに雷を落とす。こんな毎日の繰り返しです。
イライラ② 生意気な態度と口調
上のような生活態度にイライラして注意をすると、口を尖らせて睨んでくる。ふて腐れて扉をバンと閉めたり、ドタドタ歩いたりと荒っぽい。その態度にまたもやイライラし怒ると、「なんで妹には怒らないくせに俺ばっかり怒るんだよ!」と食ってかかかってくる。ムキ―!!
朝、夜と同じバトルの繰り返しで嫌になります(ため息)。
ちなみに、このバトルの様子を間近で見ている保育園年長の妹は何も言わずして公文をはじめ、寝る準備もテキパキ。「私、妹で良かったー。どうしたら怒られないかわかるもん」ですって。下の子は要領が良くてちゃっかり者になるという、あるあるです。
イライラ③ 勉強が足りない
まったくしないわけではないんです。学校の宿題はちゃんとやっています。でも塾の家庭学習が足りない・・・。それゆえに基本的な問題を押さえられていないので、月一の塾内テストの成績はビミョー。
その結果を見ても、たいして気にしていないことに再びイライラしてしまう母です。勉強に関しては、中学受験を考えているゆえのイライラですね。
担任の先生とママ友に聞いてみました
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毎日のバトルと小言に疲れて先生に相談すると、「〇〇くんだけというわけじゃなく、クラス全体が落ち着かない空気が今はあります。10歳の壁という言葉がありますが、成長の過程として変化が激しい時期です」とおっしゃっていました。「ギャングエイジともいわれていて、友達との関係性が重要になってくる時期でもあります」とも。
小5の男の子がいるママは、「うちも小3、小4が本当にひどくて、何度も学校に呼び出された。息子に”アンガーマネジメント”という怒りをコントロールするカウンセリングを受けさせたぐらい。でも、小5になったら落ち着いたな」と話していました。
ギャングエイジ、10歳の壁って?
文部科学省のホームページに「子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題」として、次の記載があります。
~前段略~
9歳以降の小学校高学年の時期は、身体も大きく成長し自己肯定感を持ちはじめる時期 であるが、反面、発達の個人差も大きく見られることから、自己に対する肯定的な意識 を持てず、劣等感を持ちやすくなる時期でもある。
また、集団の規則を理解して、集団活動に主体的に関与したり、遊びなどでは自分たちで決まりを作り、ルールを守るようになる 一方、ギャングエイジとも言われるこの時期は、閉鎖的な子どもの仲間集団 が発生し、付和雷同的な行動が見られる。(文部科学省HPより引用)
ここにある通り小3・小4時期は、それまでの幼年期から一段階成長する頃。周りの友達と自分を比較できるようになり、劣等感を感じやすくなるようです。また、同時に仲間意識を強く感じて一緒に行動したがるのもこの時期から。この集団が時に暴走して悪さをしでかすことから、ギャングエイジと呼ばれているんですね。
学習面では分数や小数、おおよその数など、目に見える数ではない抽象的な概念を扱うようになるので、難しさを感じる子も多いそう。勉強が大変になったり友達関係が濃くなるゆえのぶつかり合いがあったり、急激な成長に自分自身がついていけていない戸惑いから気持ちが不安定になって行動が荒っぽく反抗的な態度になりがちだとか。
小4は、幼年期から少年への階段を上がる真っ最中なんですね。ただ、この成長の階段がこれまでよりも急なため、時に「壁」として超えるのに苦労することもある。それが、10歳の壁と言われる理由なんですね。
こうしてみると息子が特別というわけでなく、むしろ順調に成長している証といえそう。
じゃあどうすれば?対処方法について
そうかと言って、私のイライラが収まるかといえばそれは別問題。とにかくあーだこーだと注意したくないので、本人に「当事者意識」を持たせる働きかけを意識しています。
テレビをダラダラ見続けている時
今までのような「いつまで見ているの?」「いつ勉強始めるの?」という詰問をやめて、多くを語らず「あと5分したらテレビ消すね」と声をかけて、テレビの電源を切ることに。そこからどう行動するかは、本人に任せることにしました。何度か試したところ、テレビを消してしまえば意外と素直に机に向かっています。
勉強のスケジューリング
リビングにホワイトボードを用意して勉強を始める前に、今日やることを書き出させることにしました。(例:学校の宿題、計算日記1p、漢字日記1p、理科の予習p〇~p〇までなど)
そうすれば、「勉強しなさい」ではなく、「ホワイトボードに書いた?」と声を掛けられる。そうすると自分で決めて書くことになります。自分で決めたことだけに、やらなければいけないという意識が起きるようです。
まだまだ試行錯誤中
上の方法を試してすべてが解決したわけではありません。やっぱりバトルはありますし、イライラもします。
でも、この「壁」を超えたら彼はぐっと成長するはず。(私も忍耐強くなるでしょう・笑)
そう信じて引き続き見守りたいと思います!
Photo:Pixabay
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